第8回ぶっく・すきっぷ・庭時計の様子

梅雨晴れにめぐまれた6月22日(金)、国分寺の絵本屋さん「おばあさんの知恵袋を営まれている三田村慶春さんをお迎えした、8回目のぶっく・すきっぷ庭時計。
三田村さんはお客様にレジュメまで準備してくださって、読み聞かせあり、絵本や民話の歴史のお話あり、さらには歌舞伎十八番のひとつ、外郎(ういろう)売の口上の実演もあり!
盛りだくさんで知的好奇心をくすぐられるものでした。三田村さん、ありがとうございました。

テーマに沿って好きな本を紹介し合う、ぶっく・すきっぷ・庭時計ですが、今回持ち寄られた本の中に、とても心惹かれる本がありました。
350_Ehon_104449
「ぼくから みると」高木仁三郎・文/片山健・絵(のら書店)
作者の高木仁三郎さんは、反原発の市民科学者としての生涯を貫かれた方です。(参照→高木仁三郎の部屋
お名前は知っていましたが、絵本を書かれていたのは知りませんでした。福音館の「かがくのとも」(1983年)が初出で、その後、片山健さんがあたらしく表紙を描き下ろし、2014年に単行本としてのら書店から出版された絵本です。
暑い夏の昼下がりのひょうたんいけで釣りをする少年。その一場面を、ページごとにそこにいるさまざまなものの視点で見ていきます。
釣りをするよしくんから見ると…。かいつぶりのおかあさんから見ると…。池の中のさかなから…。まいおりるとんびから…。
同じ時を生きる命の、さまざまな視点から見た世界。同じ一瞬の中にもあらゆる事実がある。
この世はなんて豊かなものなのかと思わせると同時に、哲学的、宗教的な感覚にもなります。
真夏のあの蝉時雨の「静けさ」の中に、深く沈み込みながら世界を感じているような、瞑想にも似た感じ。
子どもも大人もそれぞれの感じ方で楽しめる絵本だと思いました。

すてきな本との出会いはぶっく・すきっぷの醍醐味です!
この絵本はお借りして、本棚に飾っています。
近いうちに自分でも求めたいと思います。

次回のぶっく・すきっぷ・庭時計は、8月31日(金)14時半〜。
ゲストは童話作家のすとうあさえさん。
お題は「『絵』に惹かれる絵本」です。
お楽しみに!

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

w

%s と連携中

WordPress.com Blog. テーマ: Baskerville 2 by Anders Noren

ページ先頭へ ↑

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。